老後の備えをしながら今を楽しむためには 【いったい貯金はいくら必要なのか】

MP900401932

老後の出費はいくらくらいあるのか。第一子を授かり間もなく生まれる身としては子供の教育費用も重要だが、自分の老後の費用についても心配が募る。どれくらい贅沢をしていいのか、将来の収入はあがるのか、年金はもらえるのかなどの不確定要素が多いが、全く調べることなく「大丈夫でしょ」と思えない自分がいるので調べてみます。

定年退職する年齢は?

今の世代は60歳で定年。ただし私の会社でも年金支給までの65歳までとはいわないが、定年後も2−3年は再雇用制度で会社に残れる。収入は現象するが、後続の世代に何かを残したいと思っている定年される方と、技術の継承やノウハウ不足の会社にも残ってほしいという思いがあり、ウィンウィンの関係がある。なので、平均余命を83歳(男女の平均)と仮にした場合、仕事から完全に離れる年齢を63歳とすれば死ぬまでの20年間の資金が必要になる。

老後の夫婦の生活費は6000万から7500万円かかる。

いろいろな統計データをみてみると夫婦二人で定年から死ぬまでの平均額をみるとだいたい月々30万円くらいは最低限必要な老後の月のお金になる。定年してから1年で360万円、20年間で実に7200万程度が必要になる。信じられないというのが正直な印象だ。しかもこの額は家賃やローンを含まない場合である。こんなお金どこから出るんだよと思ってしまう。

MP900401833

あてにできるのは退職金、年金、貯金の3つ

(1)もらえる年金は二人で生涯3700万円と仮定

サラリーマンが受給できる年金は65歳から月に12万程度。妻もサラリーマンの場合は同額程度だが、専業主婦の場合は国民年金のみなので月5万程度。二人合わせると毎月17万円程度がもらえる。この金額を平均年齢の65歳から83歳までの18年間もらえるとすると、年間204万、18年間で3672万となる。

(2)夫の退職金は平均2300万

これは厚労省のHPから参照してきた数字だ。大卒サラリーマンの平均的な退職金は2300万、高卒だと2000万円が退職金としてもらえる。会社によって制度は異なるし、転職も別にレアケースではない時代なので性格なことは言えないが、一般的な大卒の場合は退職一時金制度として平均で1764万円、これに退職年金制度がプラスである会社だと2249万円程度がもらえることになる。転職をする場合は転職の際にもらう退職金は将来もらえるはずのお金なので、極力手を付けないで貯金や定期に入れることを勧めたい。そして今の30−40代が定年するときにはこの額はおそらく下がっている。2−3割カットされるとすれば2000万程度と考えることもできる。

(3)それでは貯金はいくらくらいあれば良いか

上記の通りもらえる年金が3700万、退職金が2300万とすると合計で6000万円となる。冒頭で7200万円ほどの資金が老後必要になると記載をしたが、その差額は1200万円だ。この金額を貯金でまかなうことになる。貯金は早くはじめるほど時間のマイレージが稼げるので楽になる。今30歳だとすると定年退職する65歳までに35年間ある。35年間で1200万円を貯めると年間34万、月に2.8万円ほど貯金をすればい良い。ところが50歳から貯金をはじめると年間80万、月に6.6万を貯金するはめになる。ちょうど子供が大学生だったりすると学費もあるし、ローンももっているとするととても貯金できない額になってしまう。小額ずつで良いので30代から貯金をはじめると老後の苦労が軽減する。

(4)さらに心配なのは家賃と老後のおやの面倒

以上は老後に必要な自分の資金である。年金と退職金で賄えない額を若いころから貯金すれば1200万程度の貯金があれば十分足りるという計算になる。ただし心配事はこれだけではない。場合によってはさらにお金が必要になる。家賃や親の介護の問題だ。月10万円の家賃を払っていると20年で2400万円を払い続ける必要がある。介護だとデイサービスや介護施設の費用が毎月のようにかかってくる。こういった費用も見込んで日頃から出費をコントロールしないと大変なことになるし、いくら働いても自分のお金を使えなくなってしまう。家については賃貸派か購入派かという議論が常にあるようにどちらがとくと言うことは無い。それぞれの生活スタイルによるところが多い。私の場合はしばらく賃貸で行くことに決めている。会社からの家賃補助が45歳までは手厚いこと、海外転勤の可能性が高いこと、実家を誰かが継ぐ必要があることが理由だ。それでも購入する必要性が出た場合はなるべく頭金を大きくして50代で購入することを考えている。金利が安くなったとはいえ、借金はしたくない体質なので購入するならば車も必要ない都心に夫婦だけのマンションをと考えている。親の介護は親の貯金によるかもしれないが、どれくらいかかるかは未知数だ。

MP900402538

過度に不安にならない大切さ

老後に必要な資金についてみてきた。だいたい7200万必要で年金と退職金で不足する1200万を30代から月2−3万ほど貯金するこれだけで将来のリスクをぐっと下げられる。このお金は子供のためではなく、あくまで二人のための資金だ。そして老後資金よりも早く必要になる子供の教育資金。こちらの記事で以前記載しているので参考にしていただきたいが、だいたい1000万円ほどあればある程度の教育は与えられる。このように具体的な数字でみていくと不安を過度にもつこともなくなるし、日頃の出費を押さえて節約することにも意義を感じられる。大切なのは過度に不安になるのではなく、「将来に備えながら、できる範囲で今を楽しむ」ということだろう。漠然とした不安の中でほとんどお金を使わず、どこにも行かず、ケチケチしている。人生一度切りと思って無理な出費に走る。こういった曖昧な判断を極力無くしながら人生を楽しむこと。その心がけが大切なのでは無いだろうか。

少し生活を楽にするには貸し借りを大切にすることと、女性が働きやすい国にすること

人口が現象に転じて久しい。若い人は常に将来に不安を感じている。今ちょうど定年を迎える人はもっとも恵まれており年金に対する将来の心配も少ない。割を食っているという感覚が20、30、40代にある。こんな状況なのに女性の収入が子育てで減少していしまうというのは家計にとって痛手であるだけでなく、貴重な労働力を奪っていることにならないだろうか。いっこうに解消されない待機児童の問題も思っている以上に深刻だと感じてほしい。あなた方の年金を払う若い人たちに苦労を強いるのは健全だろうか。絶望している若者に対して何とも思わないのだろうか。こんな状況で若者が出費をして経済をよくしようと思うだろうか。防衛本能が働いて出費をしなくなるのは当たり前ではないだろうか。おとなしい若者と一言で片付けてよいのだろうか。社会全体の問題ではないだろうか。

老人の雇用も大切だが、女性の雇用促進は必須だし、それを実現するインフラも必要だ。若者は消費に対して非常にシビアだ。貸し借りやフリー無料で提供するビジネスも増えている。大きな消費をしないで満足感を得ようとしている我々の世代は賢く消費をして賢く貯金をしよう。将来にある程度の備えをしながら楽しい毎日がおくれるように今日も働き続ける。

年金について以下に過去の記事を記載しましたのでご参考まで。

30代の老後資金は一体いくら  その1

30代の老後資金は一体いくら  その2

MP900401659
広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中