お酒が飲めない、弱い人① 【サラリーマン失格とは呼ばせない】

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仕事と切っても切れないのがアルコール、宴席、酒席。どうしても飲めない人は苦痛以外の何者でもない。飲める人は「飲めなくても大してかわらないよ」という人が多いが、飲めないひとからすると「いやいや関係あるでしょ」というのが正直なところ。酒を飲めないことがコンプレックスにもなる。「飲めないから仕事ができない」というのは少々行き過ぎだが、気にはなるところ。私も全く飲めないことはないが、「非常に弱い部類」の人間で、酒にはいい思いではない。同じようなモンゴロイドの方がいると思ったので、お酒についていくつか記載をしていきます。(数回に分けてお送りします)

酒が飲めない原因①(遺伝的要素)

 アルコールは肝臓でアセトアルデヒドになる。そして体の中の酵素(ALDH2というらしい)の働きで酢酸に変わるようだ。この酢酸は無害なもので最終的に炭酸ガスと水に分解されるという。つまりこれがアルコールを分解するという一連の流れであるといえる。アセトアルデヒドを分解してくれる酵素の強さでアルコールの分解能力が決まるので「完全に体質」であるといえる。酵素の活性が強い人は酒が強い人、弱い人はあまり飲めない人、そして活性が全然ない人はお酒を一切飲めない人というわけだ。親からの遺伝的な要素がほとんどであり、受け継ぐ遺伝子によるようだ。だからといって親を呪う必要はなく、自分の許容量を調べて適切にお酒とつきあっていけばいい。

良く言うモンゴロイドにはお酒が飲めない割合が高いというのも本当だそうで、日本人の40%は低活性型(つまりあまり飲めない人)にあたる。6~7%は全くお酒を受け付けない人である。この全く飲めない人というのはモンゴロイド(黄色人種)にだけいるようなので白人や黒人にはいないそうだ。

面白いのはアルコールを分解する酵素が弱い、もしくはほとんど無い人は日本では45%程度であるのに対して、実は酒に強いと思われる中国人も41%もいるそうだ。仕事で中国にいくとお酒の席は嫌な思いとストレスばかりなのだが、実際には4割程度の中国人もあまり飲めないか、全く飲めないという人がいるようだ。どうしても仕事でつきあう上で必要なお酒について中国人の4割も日本人と同じ状態であることは意外。それともビジネスの世界に出てくるのは「つわものしかいない」ということなのだろうか。とにかく仕事でつきあう彼らの酒の強さは尋常じゃない。ありえないくらい強いし、何ともうちの会社の人間はいたい経験、中国での病院送りも経験している。強くなる薬があるそうで、彼らは酒席の前に飲んでくるそうだが、果たして真相やいかに、、、。

酒が飲めない原因②(個人差)

札幌ビール株の「お酒に強い人、弱い人」という記事をみると、遺伝のほかにも体内の水分量や体重の差による個人差があるようだ。一つは男女差。女性の方が男性よりも体の水分量が少ないことからお酒が弱い人が多いということだそうだ。次に年齢的にみると高齢者は若者に比べて水分量が少ないということが理由で弱いといえるそうだ。どうやら体の水分量に影響を受けるようだ。また筋肉量や新陳代謝など、アルコールを分解する能力に影響するものもあるようなので、詳しくみたいかたはHPを参考にしていただきたい。

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悪酔いするというのはどういうことか

 東京国税局の酒税課という課(こんな課があるのですね)の説明によれば、アセトアルデヒドを分解してくれるという先ほどのALDHという酵素がうまく働かないと、ALDHが不活性になることで悪酔いがするという流れだそうだ。お酒を飲むと顔が赤くなる症状は典型的な酒が弱い人の症状であり、二日酔いは体内にアルコールが残っていることが原因ということだ。元々分解する力が弱い人間はお酒が分解できず、次の日も影響を受けやすい。仕事の効率も落ちるしお酒を飲めない人間にとってはつらい意外なにものでもない。

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酒は強くなれるのか(MOES酵素の働き)

お酒を飲める人は飲めない人のことが理解できない人が多い。「ノリが悪い」とか「男のくせに」とかという見方をする人も未だに多いといえる。「飲み足りないからだ」「慣れれば強くなるよ」という人の言葉が飲めない人は大嫌いだ。本当に強くなるのか、いやいや遺伝だから強くなるわけないというのが一般的な考えだと思う。ところが強くなることもあるそうだ。東京国税局の記事にはアセトアルデヒドはミクロゾームエタノールという酸化酵素(通常MEOSというらしい)でも分解できるのだが、このMEOSは鍛えることで分解する力が強くなるというというのだ。そしてこのMEOSというのは一定期間お酒をやめていると元の状態に戻るそうだ。ただし、注意すべきはこのMEOSを使いすぎると肝障害を引き起こす危険があるという。このHPでは酒を飲むことを推奨している訳ではない。飲めない人が飲めるようになるというのは怖いことと言っているので強くなるために飲みまくるというのは間違っていることにかわりはない。それでも、飲める範囲でコツコツ飲んでいるというのは体に悪いわけではなさそうだし、MEOSという酵素が自分にもあると考えると少しはその力を借りて、あくまでも「自分の範囲、一口でもいいので」アルコールに口を付けておくのもいいのかもしれない。ただし無理は禁物だ。

お酒が弱い人が強くなることはない

日本医科大学の細胞生物分野の医学研究科の2003年2月の記事から参照すると、このALDH2遺伝子というには障害変化することがないそうだ。お酒をどんどん飲んで飲めるようになったとしても一つはMOESという別の酵素が代わりに代謝してくれているだけという点と、単なる「慣れ」であって本質的には強くなっていない。この慣れというのが非常に怖いところで、慣れている(=ぼけている)だけであって、肝臓への負担は蓄積しているということだ。いずれ蓄積した負担が病気や体へ影響するし、医学の世界では「お酒が弱いひとはアルツハイマーになりやすい」という見方もあるようだ。肝臓だけへの負担ではないかもしれないので、お酒を強要したり、アルコールハラスメントは決してあってはいけないものだと思える。そして大腸がんになる危険性も高くなる。こういった悪影響がある中で、あなたはそれでも無理してお酒を飲みますか?会社はあなたを最後に助けてくれますか?上司は通院費を払ってくれますか?得意先は体の不調までカバーしてくれますか?答えはノーです。いくらノリが悪いといわれようが、情けないやつといわれようが、最後は誰も助けてくれません。私も頭ががんがんするまで飲むことも多々あります。それが体に悪いことと思いながらも、最近はなるべく無理はしないようにしています。

仕事と切っても切れないお酒の席。とりあえず今回は飲めない人がいくらがんばっても飲めないということについて記載しました。次回は「飲めない人なりにどう乗り切るか」、「飲めないデメリットを払拭する」ということについて書きます。それまで、皆様、決して無理をなさらずに。

以下参考になるHPです。

お酒に強い人、弱い人 | 知っておこう!上手な飲み方、付き合い方 | サッポロビール
サッポロビールの記事。お酒の会社がこういうのもっとアピールしてほしい。ノンアルコールビール買いますので!

あなたはお酒が強い人?弱い人? |東京国税局|国税庁
国税庁の酒税課の皆さんは飲めないひとはいるのでしょうか?

 

日本人のアイデンティティを考える2酒に強い弱いあかしあのお酒の基礎知識・お酒に強い体質と弱い体質
かなり詳しく勉強できます。お酒に弱い体質代表としてお礼いたします。

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