万年筆のインクをはじくノート 【目指せ相思相愛】

さて、今回は最近はまって愛用している万年筆とノートの関係について。すでに若干語りつくされた感はありますが、せっかくお気に入りの万年筆を買ったのにノートがインクをはじいてしまってストレスを抱えるのは心に良くないと思い色々試しました。といっても財力の問題もあり、あくまで数パターンのみですがご参考になればと思います。

LAMY Safariをはじめに使用

仕事で万年筆を常用している同僚に感化され、ここ6ヶ月ほど万年筆を愛用している。筆圧の負荷が低くて済む、「ぬらぬら書ける」といった魅力にとりつかれた私。「思考する仕事」が多い自分としては、スルスル思考のヒモが解けるような感覚が気に入っている。最初に買ったのはLAMY(ラミー)のSafari(サファリ)。スケルトンモデルで4000円。カートリッジでブルーインクを使用。ペンポイントは鉄ペンと呼ばれる部類。決して万年筆の中ではやわらかくはないが、これまで使っていたボールペン、ジェットストリームと比べてもスイスイ書ける感じは万年筆の専売特許だと思う。デジタルに慣れきった自分が何より「手で書きたくなる」と思えるのはすごいことかもしれない。

 

MDノートを購入

ノートにもこだわろう、全てのアウトプットを1冊のノートに書き込もう、ということ高級ノートといわれるノートを物色。手始めにミドリのMDノートを購入し、Knoxのノートカバーを付けて使用をし始めた。装丁もシンプルで且つ美しさを感じるクリーム色のノートはA5サイズを選び、多少重みがあるが、とにかく「書きまくる」ことを想定しているので重さは我慢することにした。紙が手に吸い付く感覚がとても良い気分になる。
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ところがLAMYのインクをはじくMDノート

ラミーとMDノートを使い始めて数日、筆記にストレスを感じることが多くなった。それは「インクをはじく」と言う現象だった。ノートのせいでもラミーのせいでもないと思い込みたい気持ちで色々検索をしたが、罫線(横やマス)ではじくノートはあると言う話や「裏抜け」に関する情報は豊富にあっても紙自体がはじくことはなさそう。「せっかく高いノートをかったのに」という思いがあった。
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原因は私自身の手脂か、、、。

色々考えたところ、原因は自分にあった。代謝がよい私から分泌された体液が問題だったのだ。かなりショックだったが原因はこれしかない。手汗かと思ったが、万年筆のインクは水性なのでなじむか、ぼやけるはず。インクが水性、私の分泌物は脂、水と油、だからはじく。そう勝手に結論づけました。手から分泌される以外にも、顔をさわったりおでこを触ったり、仕事で悶々と悩むことが多いので顔から来るものもあるし、髪をさわるのであればゲルやワックスが手に付くことがある。こういったことが重なりはじいてしまっていると考えると自分なりにしっくりきた。勿論根拠が無い話なので、個人の解釈としてご容赦いただきたい。
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LIFEのノートを試してみる

せっかく買ったLAMYのサファリ。そんなに高くない買い物といえどMDノートを買ったのにはじいて使い物にならない。そんな状況を変えるべく、色々紙にも脂や水を吸う力があるので手元にあったライフのノートで試してみた。するとMDノートほどインクをはじく感じがなかった。ある程度紙の方で手脂を吸ってくれるような印象を受ける。紙はMDノートよりも厚みを感じるし、吸脂性が良いのかもしれない。ベストというわけではないが、MDノートよりもベターという印象だった。

そうこうしているうちにパイロット万年筆を使い始めたらLIFEノートはインクをはじきやすい

そうこうしているうちに祖父から使っていない万年筆をもらった。パイロットのDELUXE漆。デラックスという名前のわりに装丁に派手さはなく、しっくり手になじむ感じがとても良い印象をもった。多少細身だが、徐々にペンの上の方を持つようになった自分としてはペンを寝かせて書くにはちょうど良い。インクはパイロットのブルーブラック。試しにLIFEに書いたところ、LAMYでMDノートに書いたようなハジキが、、、。またかよ、、、というのが正直な印象だった。インクはパイロットのブルーブラック及びブルーを使っている。吸引式コンバーター(CON-50)を利用している。

パイロットのインクとMDノートが抜群だった!

LAMYとMDノートは相性×、LIFE○、パイロットとLIFEは×、ときたので最後にパイロットとMDノートを試したら相性良し!遠回りした感じはあるが、パイロットの万年筆とMDノートの相性の良さを感じて、いまはこの組み合わせに落ち着いています。個人的な感想であること、調査対象が少ないことから、一般化できる理論ではないし、私から分泌する体液の問題なので、他の方からするとあまり参考になる話ではないかもしれない。
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私がためした2パターンでは以下のようになっている。
  • LAMY×MDノート→はじきやすい
  • LAMY×LIFE →あまり感じない
  • PILOT×LIFE→はじきやすい
  • PILOT×MDノート →相性良い!
 ちなみにメインはパイロット×MDノートですが、LAMYはSHOTNOTE(ショットノート)のメモ張と相性が良かったので、今は外出する際に使うメモ張にLAMYさんを使っています。とはいえパイロットの金ペンのやわらかさとシックリくる感じになると多少固さを感じるものの、LAMYのプラスチック製の頑丈(そう)な外面と値段的にも気軽に使える感じはメリットなので、外でつかっています。
 原因は分からないが、手脂が多い私であってもパイロットのインクとMDノートの相性は良く、たまにはじく感じはあるが、インクがちゃんと紙に乗る。LAMYのインクだとそもそもかすれて全然書けなくなってしまうことがあるので上出来だ。おそらくパイロットのブルーブラックもALL染料のインクではあるが、添加剤などが油分と親和性のあるものなのか、そもそもそういった添加剤比率が高いかの理由で、油となじんでいるのかもしれない。インクは化学品であることからメーカーによって処方はそれぞれ異なることをすごく感じることができた。ウォーターマンやモンブランやメーカー毎のインクと油分との親和性、いったいどうなっているのか興味が沸いている。

危うく万年筆ライフを断念しそうになったが続きそうだ

手あせを良く書く人は万年筆は薦められないとか、色々な意見がある中、最適な組み合わせに出会えてよかったと思っている。原因も分からないが、たまたまインクがフィットする紙、そして自分にフィットする組み合わせが見つかったというところだろう。
今回学んだことは紙とインクにも相性があるということ、そしてインクの種類も様々だということだ。インクメーカーも紙メーカーもユーザーのために開発をしているが、その組み合わせは無限であり、これに利用者の体質やペンの利用の仕方が掛け合わされると無限の組み合わせができる。そして自分のように手汗や脂に困っている人も世の中にいるかもしれない。
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「脳みその延長線上に万年筆と紙がある」という話は良く聞くところだが、私自身もそれを感じる。
とりあえずはパイロットの万年筆はMDノートで母艦ノートで利用し、LAMYはLIFEのノートと利用しよう。今度家にあるノート類とも相性を確認して見たい。(手元にあるのはモレスキンMOLESKINE、ローディアRHODIA、無印、つばめノート、ショットノートSHOTNOTE、CDノートなど。何でこんなにノートがあるのだろう)
また、備考だが、ポストイットでパイロットのインクがぼやーとボヤけてしまう。ポストイットに万年筆で書く人も少ないだろうし、会社支給の安いタイプなのでそこまで考えていないんだろう。ちょっとポストイット×万年筆は使うのを見送りたい。
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万年筆のインクをはじくノート 【目指せ相思相愛】」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: 万年筆を選ぶときに考えていること 【毎日ガシガシ使う場合】 | なりにプラス

  2. 個人的にとても安価でバリエーションが豊富なツバメノートが相性がいいです。
    私はPILOTのkakuno(インクは純正カートリッジ)とセーラーのクリアーキャンディ(インクはPILOTの色彩雫)ですが、滲みも少なく裏写りもなく、弾きもなくとても相性がいいですよ

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